病院内において、さまざまな物品を自動で運ぶ搬送ロボット。薬剤搬送にも適しており、導入すれば搬送業務の省力化・効率化が期待できます。実際に活用している病院も多く、スタッフの負担軽減に成功したケースも見られます。
ここでは、病院搬送ロボットを薬剤搬送に使用している事例をご紹介します。導入すべきか迷っている方は、他院の事例を参考にしてみてはいかがでしょうか。

トヨタ記念病院では、看護師が患者に接する時間が少なく、搬送業務が多くを占めている状況が課題となっていました。看護師にはカルテ記入などの他業務もあり、業務負担が大きいと考えていました。
モビリティー分野を得意とするトヨタでは、搬送業務なら役に立てると判断し、薬剤や物品を運ぶロボットを開発。看護師の代わりにロボットが運ぶことで、負担軽減に繋がると考えたそうです。
病院搬送ロボットを導入した当初は、看護師がロボットに気付かないなど、いくつかトラブルが起こりました。しかし、その後は少しずつ院内で浸透し、1日170回程度の搬送を病院搬送ロボットが担うようになったそうです。搬送業務の省力化が進んだ結果、看護師の負担軽減に成功しています。
本事例で使用した搬送ロボットのメーカー、トヨタの情報は当サイト内にまとめています。以下よりご覧ください。

獨協医科大学病院では施設内の新たな増築や一部機能移転に伴い、薬剤搬送の仕組みが課題となりました。既存のエアシューターを新棟に拡張すると莫大なコストが見込まれ、さらに夜間や緊急時でも安全・効率的に搬送できる体制が求められていました。これらを解決する手段として、自律搬送ロボットを採用しました。
導入したHOSPIは院内地図を基に自律走行し、障害物回避・自動ドアやエレベーター連携に対応。夜間・深夜帯には2台体制で運行し、ICタグ認証による収納庫ロックでセキュリティも担保しました。これにより薬剤搬送の省力化が進み、スタッフの負担軽減に寄与。通路整理の習慣化や、ロボットの外観・発話による患者の心理的受容といった波及効果も生まれています。
本事例で使用した搬送ロボットのメーカー、パナソニック プロダクションエンジニアリングの情報は当サイト内にまとめています。以下よりご覧ください。
薬剤搬送は日常的でありながら、看護師や薬剤師の時間を大きく奪う業務です。特に大規模病院では往復の負担が積み重なり、夜間や人手不足の場面では医療の質にも影響します。だからこそ、自動化を担う搬送ロボットの導入が真剣に検討されている背景があります。
薬剤搬送に病院搬送ロボットを利用すれば、搬送業務にかかるスタッフの負担を軽減できます。スタッフの搬送にかける時間が減り、患者の対応など他の業務に集中できます。また、残業時間も減らせるため、人件費の削減効果も期待できます。
当サイトでは、搬送ロボットの導入を検討している病院・クリニックへ向けて、病院の規模や課題に応じたおすすめのロボット3選をご紹介しています。
スタッフの負担が大きい搬送業務を自動化し、業務効率化や人手不足の解消につなげたい医療機関の方は、以下のページを参考に検討してみてください。
病院の規模や運営体制によって、搬送ロボットに求められる機能や導入のハードルは大きく異なります。大規模病院では一度に多くの物品を運べること、中小病院ではすぐに使える手軽さ、無床クリニックでは限られた人員で診療時間を最大化することが求められます。
そこで、このメディアでは、病院の規模ごとの課題に応じたおすすめの搬送ロボット3選を紹介します。

最大200㎏積載可能で、病棟間を巡り検体・医療器具・滅菌物などを効率的に運搬。スタッフの往復作業による業務負担を大幅に低減します。
搬送ルート・部署連携・セキュリティ制御まで搬送業務を効率化。無理なく導入でき、持続的なロボットによる搬送体制を構築できる。
| 本体サイズ (mm) |
467×880×1,520 |
|---|---|
| 積載/牽引(kg) | 最大200 |
| 時間(h) | 充電:2.5 走行:8 |
| セキュリティ 連携 |
エレベーター:〇 ドア:〇 |
| セキュリティ 対応 |
パスワード・ICカード・指紋認証・顔認証 |

初期設定が容易なため最短10日で導入が可能。最小限の人数で運営する中小病院でもすぐに活用でき、スタッフの時間を確保しやすい。
ボタン操作やカード認証はAI制御のロボットアームで実行。エレベーターとのシステム連携が不要で、既存の設備のまま短期運用もできる。
| 本体サイズ (mm) |
500×540×1,150 |
|---|---|
| 積載/牽引(kg) | 最大30 |
| 時間(h) | 充電:公式HPに記載なし 走行:最大24 |
| セキュリティ 連携 |
エレベーター:〇 ドア:〇 |
| セキュリティ 対応 |
アームによる カードタッチ |

患者対応中にロボットが搬送を担い、医師は診療を中断することが減少。待ち時間を減らし、診療の質が高まり満足度向上につながります。
kachakaは最小55cmの通路幅でも走行可能な小型タイプなので、都心部の歯科クリニックや耳鼻科などの狭い空間でも活用・収納が容易。
| 本体サイズ (mm) |
240×387×124 |
|---|---|
| 積載/牽引(kg) | 最大30 |
| 時間(h) | 充電:2.0~ 走行:2.0~ |
| セキュリティ 連携 |
エレベーター/ドア: いずれも公式HPに 記載なし |
| セキュリティ 対応 |
公式HPに記載なし |
※初期費用や月額費用に関しては、公式HPより直接お問い合わせください。