医療器材・滅菌物品搬送

医療機材は重量があるものが多く、搬送時はスタッフに身体的負担がかかります。搬送に時間もかかるため、業務が圧迫されるケースも少なくありません。結果として業務時間が長引き、残業になることも考えられます。

しかし、病院搬送ロボットを利用すれば、医療機材搬送にかかるスタッフの負担を減らし、業務を効率化できる可能性があります。ここでは、医療機材搬送に病院搬送ロボットを導入した事例や、ロボット導入のポイントをご紹介します。

目次
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湘南鎌倉総合病院での事例

湘南鎌倉総合病院事例
引用元HP:日本精工(NSK)公式HP
https://www.nsk.com/jp-ja/company/news/2024/practical-application-of-transport-assist-robot-in-medical-field/

導入ロボット:
搬送アシストロボット(NSK)

導入の背景

湘南鎌倉総合病院では、医師の働き方改革によるタスクシフトが進みました。一方、その影響から看護師や看護補助者に業務が集中し、負担が増大。

看護師らの負担を軽減するべく、日本精工と共同でロボットの開発に着手し、ストレッチャー搬送の電動化を行いました。

導入後の成果

ロボットを導入した結果、ストレッチャーの搬送にかかる看護師らの負担軽減に成功。電動だけでなく、必要に応じて手動に切り替えられるため、状況に応じた対応が可能になりました。

参照元HP:日本精工(NSK)公式HP
https://www.nsk.com/jp-ja/company/news/2024/practical-application-of-transport-assist-robot-in-medical-field/

本事例で使用した搬送ロボットのメーカー、日本精工(NSK)の情報は当サイト内にまとめています。以下よりご覧ください。

医療器材搬送ロボット導入の
ポイント

滅菌物流に求められるスペック

医療機材の搬送においては、病院搬送ロボットに以下のスペックが求められます。

  • 重量物にも対応できる積載重量
  • 菌の侵入を防ぐための密閉収納スペース
  • 搬送時の振動を抑制する仕組み
  • エレベーター・自動ドアとの連携
  • 高精度な停止位置の制御

医療機材は重量があり、病院搬送ロボットには高い積載能力が必要です。滅菌機材を運ぶためには、密閉収納への対応も求められます。このほか、機材の破損を防ぐための振動抑制や、EV・自動ドア連携なども必須です。

運用で確認すべきポイント

病院搬送ロボットを導入する際は、ルート上の設備を確認しておきましょう。通路幅や段差の有無、ドアの開閉方式を明確にする必要があります。ロボットと通信を確立するためには、Wi-Fiの電波状況もチェックが求められます。

また、管理部門と連携してロボットの運用ルールを統一しましょう。部門ごとにルールが異なると、かえって搬送業務が滞る可能性があります。マニュアルを整備し、ルールを明確化しておきましょう。

病院業務の転換点にある
医療器材・滅菌物品搬送とロボット活用の必要性

医療器材や滅菌物品の搬送は、病院における日常業務でありながら、大きな負担となる作業です。特に大型の機材や重量物を扱う場合、スタッフの身体的負荷や時間的コストは避けられません。

こうした負担は累積的に業務効率を下げ、残業や人員不足の要因となることもあります。だからこそ、搬送ロボットによる自動化が注目されており、病院業務の質を維持しつつ効率化を実現するための有力な手段として検討が進められています。

医療器材以外の搬送ロボットは
病院の規模感や課題から選定しましょう

病院搬送ロボットは多くの種類がありますが、機種によっては薬剤や検体、滅菌機材やリネンなど、さまざまな物品を運べます。複数の業務で使い回せるため、部門をまたいだ運用も可能です。

ただし、病院の規模や予算、搬送物によって適切なロボットのタイプは異なります。院内の設備を調べると同時に、「何を・どこに・どの程度の頻度で運ぶのか」を明確にしておきましょう。

病院搬送ロボットは、コストやスペック、特徴を考慮して選ぶことが大切です。自院に適した機種を選ぶため、メーカーや機種を比較しましょう。

当サイトでは、搬送ロボットの導入を検討している病院・クリニックへ向けて、病院の規模や課題に応じたおすすめのロボット3選をご紹介しています。

スタッフの負担が大きい搬送業務を自動化し、業務効率化や人手不足の解消につなげたい医療機関の方は、以下のページを参考に検討してみてください。

病院の課題と規模から見つかる
病院向け搬送ロボット3選

病院の規模や運営体制によって、搬送ロボットに求められる機能や導入のハードルは大きく異なります。大規模病院では一度に多くの物品を運べること、中小病院ではすぐに使える手軽さ、無床クリニックでは限られた人員で診療時間を最大化することが求められます。
そこで、このメディアでは、病院の規模ごとの課題に応じたおすすめの搬送ロボット3選を紹介します。

大量の荷物を一度に運びたい
大学病院や地域の中核病院
なら
AI-MHOS(アイモス)
AI-MHOS(アイモス)
画像引用元:アーストレック ロボティクス
https://earth-trek.co.jp/smart_hospital/ai-mhos/
大病院におすすめの理由

最大200㎏積載可能で、病棟間を巡り検体・医療器具・滅菌物などを効率的に運搬。スタッフの往復作業による業務負担を大幅に低減します。

さらに

搬送ルート・部署連携・セキュリティ制御まで搬送業務を効率化。無理なく導入でき、持続的なロボットによる搬送体制を構築できる。

主な機能・仕様
本体サイズ
(mm)
467×880×1,520
積載/牽引(kg) 最大200
時間(h) 充電:2.5
走行:8
セキュリティ
連携
エレベーター:〇
ドア:〇
セキュリティ
対応
パスワード・ICカード・指紋認証・顔認証
導入してすぐに使いたい
中小病院や地域密着型病院
なら
GAEMI(ケミ)
GAEMI(ケミ)
画像引用元:ロボティズ
http://jp.robotis.com/sub/business_zip.php
中・小規模病院におすすめの理由

初期設定が容易なため最短10日で導入が可能。最小限の人数で運営する中小病院でもすぐに活用でき、スタッフの時間を確保しやすい。

さらに

ボタン操作やカード認証はAI制御のロボットアームで実行。エレベーターとのシステム連携が不要で、既存の設備のまま短期運用もできる

主な機能・仕様
本体サイズ
(mm)
500×540×1,150
積載/牽引(kg) 最大30
時間(h) 充電:公式HPに記載なし
走行:最大24
セキュリティ
連携
エレベーター:〇
ドア:〇
セキュリティ
対応
アームによる
カードタッチ
医師の時間を患者に向けたい
無床のクリニック
なら
kachaka(カチャカ)
kachaka(カチャカ)
画像引用元:Preferred Robotics
https://kachaka.life/dental/
クリニックにおすすめの理由

患者対応中にロボットが搬送を担い、医師は診療を中断することが減少。待ち時間を減らし、診療の質が高まり満足度向上につながります。

さらに

kachakaは最小55cmの通路幅でも走行可能な小型タイプなので、都心部の歯科クリニックや耳鼻科などの狭い空間でも活用・収納が容易

主な機能・仕様
本体サイズ
(mm)
240×387×124
積載/牽引(kg) 最大30
時間(h) 充電:2.0~
走行:2.0~
セキュリティ
連携
エレベーター/ドア:
いずれも公式HPに
記載なし
セキュリティ
対応
公式HPに記載なし

※初期費用や月額費用に関しては、公式HPより直接お問い合わせください。

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