食事配膳・下膳

食事の配膳は看護師の仕事の一つですが、食事を積んだカートは重く、病室まで運ぶ際には身体的な負担がかかります。病院搬送ロボットを導入し、食事搬送の自動化や省力化を検討する価値があります。ロボットを導入すれば、看護師の身体的負担を軽減できるうえ、業務時間の短縮も期待されます。

食事の運搬に病院搬送ロボットを利用している事例と、ロボット導入のメリットや検討時のポイントをご紹介します。

目次
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淡海医療センターの事例

淡海医療センター事例
引用元HP:テムザック公式HP
https://www.tmsuk.co.jp/topics/4946/

導入ロボット:
搬送アシストロボット

導入の背景

淡海医療センターでは、清水建設とともにDXを推進し、医療現場の生産性向上をテーマに業務改革に取り組んでいました。院内搬送の自動化は、その一環として検討が進められました。

導入の決め手と運用方法

建物OS「DX-Core」と連動してエレベーター等の設備と連携でき、複数フロアで運用可能な点、さらに専用IC錠によるセキュリティが評価され、導入を決定。まずは夜間帯の処方薬の院内搬送を実装し、運用を開始しました。

導入後の効果

スタッフが搬送に充てる時間の削減に寄与。今後はリネン・食事・検体・書類など対象業務の拡大や、タブレットによる遠隔服薬指導(DX-Core機能)の運用も視野に、さらなる効率化を進めていく方針。

参照元HP:テムザック公式HP
https://www.tmsuk.co.jp/topics/4946/

本事例で使用した搬送ロボットのメーカー、テムザックの情報は当サイト内にまとめています。以下よりご覧ください。

食事搬送ロボット導入の
メリットと検討ポイント

職員の負担軽減・感染対策効果

病院搬送ロボットは、スタッフの負担軽減に寄与します。多くのロボットは自律走行に対応しており、食事を病室まで自動で運びます。スタッフは配膳に専念でき、力仕事となる食事搬送から解放されます。

非接触による感染症リスクの低減効果も期待できます。病院搬送ロボットは内部を密閉できる機種もあり、安全に食事を運べます。人がカートや食事に接触する時間も減らせるため、院内の感染症リスクを抑えられます。

検討すべきスペック

食事搬送に病院搬送ロボットを利用する際は、以下の点を考慮しましょう。

  • 積載・運搬できる容量
  • 段差・傾斜対応の有無
  • エレベーターとの連携有無
  • セキュリティ対応の有無

積載量は、一度に運べる食事の量に影響します。病床数が多い場合、積載量の大きな機種を選びましょう。段差や傾斜があると、ロボットが横転するリスクが高まります。導入する際は、段差・傾斜への対応状況も確認が必要です。

ロボットがエレベーターと連携できる場合は、フロアをまたいだ自動搬送も可能です。ただし、食事に対するイタズラを防ぐには、セキュリティ対応の有無も確認する必要があります。

病院業務の転換点にある
食事の配膳とロボット活用の必要性

食事の搬送はロボットによる自動化も進んでいます。主な目的は、スタッフの負担軽減と業務時間の短縮です。ロボットがカートを搬送することで、スタッフの身体的負担が減り、浮いた時間を他の業務に充てやすくなります。

感染症対策の観点からも普及が進んでいます。病院搬送ロボットの中には、内部が密閉式になっている機種もあります。外気や人手と食事の接触を減らすことで、感染症のリスクを低減できます。

配膳ロボットは
病院の規模感や課題から選定しましょう

病院搬送ロボットは、複数のメーカーが提供しています。機種ごとにスペックが異なるため、食事搬送に適しているかどうかは機種によって変わります。施設の規模や院内の設備状況、現場の課題を洗い出し、複数の機種を比較してみるとよいでしょう。

当サイトでは、搬送ロボットの導入を検討している病院・クリニックへ向けて、病院の規模や課題に応じたおすすめのロボット3選をご紹介しています。

スタッフの負担が大きい搬送業務を自動化し、業務効率化や人手不足の解消につなげたい医療機関の方は、以下のページを参考に検討してみてください。

病院の課題と規模から見つかる
病院向け搬送ロボット3選

病院の規模や運営体制によって、搬送ロボットに求められる機能や導入のハードルは大きく異なります。大規模病院では一度に多くの物品を運べること、中小病院ではすぐに使える手軽さ、無床クリニックでは限られた人員で診療時間を最大化することが求められます。
そこで、このメディアでは、病院の規模ごとの課題に応じたおすすめの搬送ロボット3選を紹介します。

大量の荷物を一度に運びたい
大学病院や地域の中核病院
なら
AI-MHOS(アイモス)
AI-MHOS(アイモス)
画像引用元:アーストレック ロボティクス
https://earth-trek.co.jp/smart_hospital/ai-mhos/
大病院におすすめの理由

最大200㎏積載可能で、病棟間を巡り検体・医療器具・滅菌物などを効率的に運搬。スタッフの往復作業による業務負担を大幅に低減します。

さらに

搬送ルート・部署連携・セキュリティ制御まで搬送業務を効率化。無理なく導入でき、持続的なロボットによる搬送体制を構築できる。

主な機能・仕様
本体サイズ
(mm)
467×880×1,520
積載/牽引(kg) 最大200
時間(h) 充電:2.5
走行:8
セキュリティ
連携
エレベーター:〇
ドア:〇
セキュリティ
対応
パスワード・ICカード・指紋認証・顔認証
導入してすぐに使いたい
中小病院や地域密着型病院
なら
GAEMI(ケミ)
GAEMI(ケミ)
画像引用元:ロボティズ
http://jp.robotis.com/sub/business_zip.php
中・小規模病院におすすめの理由

初期設定が容易なため最短10日で導入が可能。最小限の人数で運営する中小病院でもすぐに活用でき、スタッフの時間を確保しやすい。

さらに

ボタン操作やカード認証はAI制御のロボットアームで実行。エレベーターとのシステム連携が不要で、既存の設備のまま短期運用もできる

主な機能・仕様
本体サイズ
(mm)
500×540×1,150
積載/牽引(kg) 最大30
時間(h) 充電:公式HPに記載なし
走行:最大24
セキュリティ
連携
エレベーター:〇
ドア:〇
セキュリティ
対応
アームによる
カードタッチ
医師の時間を患者に向けたい
無床のクリニック
なら
kachaka(カチャカ)
kachaka(カチャカ)
画像引用元:Preferred Robotics
https://kachaka.life/dental/
クリニックにおすすめの理由

患者対応中にロボットが搬送を担い、医師は診療を中断することが減少。待ち時間を減らし、診療の質が高まり満足度向上につながります。

さらに

kachakaは最小55cmの通路幅でも走行可能な小型タイプなので、都心部の歯科クリニックや耳鼻科などの狭い空間でも活用・収納が容易

主な機能・仕様
本体サイズ
(mm)
240×387×124
積載/牽引(kg) 最大30
時間(h) 充電:2.0~
走行:2.0~
セキュリティ
連携
エレベーター/ドア:
いずれも公式HPに
記載なし
セキュリティ
対応
公式HPに記載なし

※初期費用や月額費用に関しては、公式HPより直接お問い合わせください。

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