リネンを運ぶカートは重量があり、回収したリネンの量によっては、トータルで数十kgに及ぶ場合もあります。担当するスタッフにかかる負担も大きく、腰痛や筋肉痛の原因になることも珍しくありません。
自動で物品を運ぶ病院搬送ロボットは、リネンなど重量物の搬送にも適しています。ここでは、病院搬送ロボットを利用している医療機関の事例や、リネン搬送に導入する場合のポイントをご紹介します。

淡海医療センターでは、人手不足と業務効率化をテーマにDXを推進しており、その一環として搬送業務の自動化に着目しました。院内での実証を経て、テムザックの搬送アシストロボットを導入し、一部業務から活用を開始。
搬送ロボット導入により、スタッフが搬送に割いていた時間を削減し、生産性向上を実現しました。エレベーターや院内設備とも連携し、フロアをまたいだ自動搬送体制も確立。現在はリネンや食事など、さらに対象業務を広げる検討が進んでいます。
本事例で使用した搬送ロボットのメーカー、テムザックの情報は当サイト内にまとめています。以下よりご覧ください。
リネン搬送にロボットを利用する場合は、積載容量の大きな機種を選びましょう。積載容量が大きいほど、一度に多くのリネンを搬送できます。ただし、搬送物への影響を抑えるためには、安定した走行が可能なタイヤ構造が必要です。カゴの振動対策が施されているかも確認しましょう。
病院搬送ロボットは、自動で走行するAMRタイプとカートに後付けするタイプに分けられます。AMRは、リネンの搬送距離が長い大規模な病院や、人手の確保が難しい病院に適しています。後付けタイプは、移動距離が短い病院や、スタッフの負担軽減を優先したい病院向きです。現場の課題や状況に合わせて選びましょう。
病院搬送ロボットを導入する前に、以下の点を確認しましょう。
ルート上に段差や傾斜があると、ロボットがスムーズに走行できない可能性があります。搬送業務を完全自動化したい場合は、自動ドアなどとの連携可否や、Wi-Fiの状況もチェックしましょう。リネン庫や回収室の入口幅によっては、ロボットが中まで入れない可能性があります。事前に確認しておくと、ロボット選定が円滑に進みます。
リネン搬送は日常的に発生する業務でありながら、重量や搬送量の多さからスタッフの身体的負担が大きい作業です。特に大規模病院では回収・補充の頻度も高く、累積的な負担が腰痛や疲労につながることも少なくありません。
その結果、本来の医療業務に割ける時間が圧迫されるケースもあります。だからこそ、自動化を担う搬送ロボットの導入が現場で真剣に検討されており、業務効率化とスタッフの健康維持を両立させる手段として注目されています。
病院搬送ロボットは、リネン搬送だけでなく、薬剤や検体、食事などの搬送に使用される事例も増えています。院内の搬送業務全体を見直したい場合は、多様な物品に対応したロボットを選びましょう。
ただし、用途や施設の規模によって適切なメーカー・機種が異なります。「自院にはどのロボットが適しているのか」と悩んだ際は、比較ページをチェックしてみましょう。
当サイトでは、搬送ロボットの導入を検討している病院・クリニックへ向けて、病院の規模や課題に応じたおすすめのロボット3選をご紹介しています。
スタッフの負担が大きい搬送業務を自動化し、業務効率化や人手不足の解消につなげたい医療機関の方は、以下のページを参考に検討してみてください。
病院の規模や運営体制によって、搬送ロボットに求められる機能や導入のハードルは大きく異なります。大規模病院では一度に多くの物品を運べること、中小病院ではすぐに使える手軽さ、無床クリニックでは限られた人員で診療時間を最大化することが求められます。
そこで、このメディアでは、病院の規模ごとの課題に応じたおすすめの搬送ロボット3選を紹介します。

最大200㎏積載可能で、病棟間を巡り検体・医療器具・滅菌物などを効率的に運搬。スタッフの往復作業による業務負担を大幅に低減します。
搬送ルート・部署連携・セキュリティ制御まで搬送業務を効率化。無理なく導入でき、持続的なロボットによる搬送体制を構築できる。
| 本体サイズ (mm) |
467×880×1,520 |
|---|---|
| 積載/牽引(kg) | 最大200 |
| 時間(h) | 充電:2.5 走行:8 |
| セキュリティ 連携 |
エレベーター:〇 ドア:〇 |
| セキュリティ 対応 |
パスワード・ICカード・指紋認証・顔認証 |

初期設定が容易なため最短10日で導入が可能。最小限の人数で運営する中小病院でもすぐに活用でき、スタッフの時間を確保しやすい。
ボタン操作やカード認証はAI制御のロボットアームで実行。エレベーターとのシステム連携が不要で、既存の設備のまま短期運用もできる。
| 本体サイズ (mm) |
500×540×1,150 |
|---|---|
| 積載/牽引(kg) | 最大30 |
| 時間(h) | 充電:公式HPに記載なし 走行:最大24 |
| セキュリティ 連携 |
エレベーター:〇 ドア:〇 |
| セキュリティ 対応 |
アームによる カードタッチ |

患者対応中にロボットが搬送を担い、医師は診療を中断することが減少。待ち時間を減らし、診療の質が高まり満足度向上につながります。
kachakaは最小55cmの通路幅でも走行可能な小型タイプなので、都心部の歯科クリニックや耳鼻科などの狭い空間でも活用・収納が容易。
| 本体サイズ (mm) |
240×387×124 |
|---|---|
| 積載/牽引(kg) | 最大30 |
| 時間(h) | 充電:2.0~ 走行:2.0~ |
| セキュリティ 連携 |
エレベーター/ドア: いずれも公式HPに 記載なし |
| セキュリティ 対応 |
公式HPに記載なし |
※初期費用や月額費用に関しては、公式HPより直接お問い合わせください。