手術部・手術室では、追加の器材や薬剤、滅菌物など、さまざまな物品を必要に応じて搬送する業務が発生します。こうした搬送業務は、スタッフの負担や院内の業務動線にも影響するため、効率化を図る手段の一つとして搬送ロボットの活用が検討されています。本記事では、手術部・手術室における搬送業務の課題と、搬送ロボットの活用方法、導入時に確認したいポイントを解説します。
手術部では、手術に必要な器材や薬剤、滅菌物などを適切なタイミングで搬送する必要があります。手術中に追加の物品が必要になった場合には、スタッフによる調達や搬送が発生することもあります。また、取り扱う物品によっては、適切な管理や搬送方法を検討する必要があります。
手術部・手術室における搬送ロボットの活用は、搬送業務の一部を自動化し、スタッフの負担軽減につなげることを目的の一つとしています。例えば、定型的な物品搬送をロボットが担うことで、スタッフが搬送のために移動する回数を減らせる可能性があります。ただし、どの業務をロボットに任せられるかは、搬送物や院内の環境、運用ルールなどによって異なります。
手術部で扱う器材や物品の重量・大きさを確認し、それに対応できる積載能力や搬送方式を選ぶことが重要です。搬送する物品の種類や量によって必要な能力は異なるため、導入前に実際の搬送業務を整理しましょう。カートなどを搬送対象とする場合は、ロボット本体の積載能力だけでなく、対応する搬送方法についても見極める必要があります。
管理上の配慮が必要な物品を搬送する場合は、収納部の施錠機能や認証機能の有無を確認しましょう。また、搬送履歴を記録できるかどうかについても、必要に応じて製品ごとの機能を把握しておくことが求められます。搬送する物品や院内の管理ルールに合わせて、必要な管理機能を検討します。
手術部・薬剤部・中央材料室などが別フロアにあり、ロボットがフロア間を自律的に移動する場合は、エレベーターや自動ドアなどの設備と連携できる仕様であるかチェックする必要があります。また、院内の通路幅や扉、セキュリティ設備なども、ロボットの走行ルートや運用方法に影響するため、事前に把握しておくことが大切です。
手術部への搬送ロボット導入では、現在の搬送業務を整理したうえで、どの業務をロボットに任せるかを検討することが重要です。中央材料室・手術部・薬剤部など、関連する部門間で搬送ワークフローを確認し、定時搬送や緊急時の搬送など、それぞれの対応方法を決めておく必要があります。
また、導入後の運用状況を確認できるよう、搬送回数やスタッフの移動時間など、自院の目的に応じた指標を設定しておくと、導入後の運用を見直しやすくなります。
手術部・手術室では、追加器材や薬剤、滅菌物などの搬送業務が発生するため、業務の効率化が課題となることがあります。搬送ロボットを導入する際は、搬送物に適した積載能力や搬送方式、管理が必要な物品への対応、フロア間の移動や院内設備との連携などを確認することが重要です。実際の搬送業務や院内の動線を整理したうえで、自院の運用に適した搬送ロボットを検討しましょう。
病院の規模や運営体制によって、搬送ロボットに求められる機能や導入のハードルは大きく異なります。大規模病院では一度に多くの物品を運べること、中小病院ではすぐに使える手軽さ、無床クリニックでは限られた人員で診療時間を最大化することが求められます。
そこで、このメディアでは、病院の規模ごとの課題に応じたおすすめの搬送ロボット3選を紹介します。

最大200㎏積載可能で、病棟間を巡り検体・医療器具・滅菌物などを効率的に運搬。スタッフの往復作業による業務負担を大幅に低減します。
搬送ルート・部署連携・セキュリティ制御まで搬送業務を効率化。無理なく導入でき、持続的なロボットによる搬送体制を構築できる。
| 本体サイズ (mm) |
467×880×1,520 |
|---|---|
| 積載/牽引(kg) | 最大200 |
| 時間(h) | 充電:2.5 走行:8 |
| セキュリティ 連携 |
エレベーター:〇 ドア:〇 |
| セキュリティ 対応 |
パスワード・ICカード・指紋認証・顔認証 |

初期設定が容易なため最短10日で導入が可能。最小限の人数で運営する中小病院でもすぐに活用でき、スタッフの時間を確保しやすい。
ボタン操作やカード認証はAI制御のロボットアームで実行。エレベーターとのシステム連携が不要で、既存の設備のまま短期運用もできる。
| 本体サイズ (mm) |
500×540×1,150 |
|---|---|
| 積載/牽引(kg) | 最大30 |
| 時間(h) | 充電:公式HPに記載なし 走行:最大24 |
| セキュリティ 連携 |
エレベーター:〇 ドア:〇 |
| セキュリティ 対応 |
アームによる カードタッチ |

患者対応中にロボットが搬送を担い、医師は診療を中断することが減少。待ち時間を減らし、診療の質が高まり満足度向上につながります。
kachakaは最小55cmの通路幅でも走行可能な小型タイプなので、都心部の歯科クリニックや耳鼻科などの狭い空間でも活用・収納が容易。
| 本体サイズ (mm) |
240×387×124 |
|---|---|
| 積載/牽引(kg) | 最大30 |
| 時間(h) | 充電:2.0~ 走行:2.0~ |
| セキュリティ 連携 |
エレベーター/ドア: いずれも公式HPに 記載なし |
| セキュリティ 対応 |
公式HPに記載なし |
※初期費用や月額費用に関しては、公式HPより直接お問い合わせください。